金色がポイント
この美しいプレートはスウェーデンのグスタフスベリで1970年代に作られたJasminシリーズです。色は3色あり、この黄色と、ピンクと緑。 こちらはピンク色の方です。随分と前に緑が入荷しましたが、いまお店にあるのは、この2色だけ。カップもありますが、今はプレートのみが入荷しています。 フォルムデザインは、日本でも大人気のリサ・ラーソン(Lisa...
View Articleフルーツソーサーって何だろう
秋のフィンランド買い付けでアラビア製の小さな浅いボウルを見つけました。ロゴから60年代の製品。手彩色に味わいがあるし、ちょっとしたものを盛るのに便利そうと、有るだけ買い付けました。 帰宅して資料を当たると、Olga Osol(オルガ・オソル)デザインのBotnia(ボトニア)シリーズ。型名には「FRUITS SAUCER」とあります(8番)。 ん? フルーツソーサーってなんだすか?...
View Articleあけましておめでとうございます
明けましておめでとうございます 旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願い致します。 昨年は初めての本の出版、お店を飛び出したイベントへの参加など、積極的に外に向かった年でした。 今年はなんとフクヤ10周年。10周年記念に特別な事を企画中です。実現するかどうかまだ分かりませんが、まあ、なんとか頑張ります。...
View Articleお節もいいけどシナモンロール&カルダモンロールもね
年始から和食が続いたためか、やたらとシナモンロールが食べたくなって昨夜焼きました。今回はシナモンロールだけでなく、カルダモンロールも。カルダモンロールとは、シナモンの代わりにカルダモンが巻き込まれています。 プレートはノルウェーのメーカー、フィッギョ(Figgjo)のアストリッド(Astrid)。デザインはトゥーリ・グラムスタッド・オリヴェール(Turi Gramstad...
View Articleエストニアミトン入荷しました
ここ数日北欧はめっきり寒くなり、マイナス20度、25度なんていう話も耳に入ってきます。海を挟んだフィンランドの隣国エストニアでも冬はマイナス30度くらいにはなるそう。 その極寒の国、エストニアの伝統的な編み物、ミトンがこの冬も入荷しました。...
View Article葵の花を描いたエステリ・トムラのシリーズ
アラビアのMalva(マルバ)は、葵の花を描いた1964年から70年のシリーズです。 デコレーションはエステリ・トムラ(Esteri Tomula)。エステリ・トムラについては以前も書いたので、ご興味があればこちらもご覧ください。 →エステリ・トムラの大きなカップ...
View Article和食にも合うスウェーデンの器
注文した”野菜セット”の中にキャラメル芋なるサツマイモが入っていました。名前からして甘そうなので、オーブンで焼き芋にしてトッピングでデザートのように。 器はスウェーデンの陶磁器メーカーRörstrand(ロールストランド)のTitus。輪の雰囲気もするので、洋食だけでなく、和食にも合います。デザイナーはOlle...
View Articleアラビアのエミリア
アラビアで1947年から1986年までの約40年間所属していたデコレーターRaija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン/1923-2004)。彼女が80歳で亡くなったのは2004年の昨日、つまり1月15日でした。 彼女の代表作と言えるのが、このEmilia(エミリア)シリーズです。...
View ArticleTurtur + Kastehelmi
随分前にカップが割れてソーサーだけになってしまった、グスタフスベリのTurtur。ソーサーだけのものは、ご来店のお客さまに差し上げることが多いのですが、これは手放しがたく、そのまま何年も持っています。 何年も持ったまますっかり記憶の底に沈んでいました。昨年末のアウトレット祭りの時に棚の奥から再発見。 緑色のカステヘルミを乗せたら、なんとなく合うんじゃない?...
View Article3日でオスロを再発見する
今まで観光だけを目的にノルウェーに3回も行きました。 フクヤは2006年にオープンしたので、今年で丸10年。オープン前から数えると北欧に20回ほど行っているのですが、ほとんどの場合は仕事がらみです。3回なんて少ないように思えますが、ノルウェー以外で北欧へ観光だけで行ったのはフィンランドに1回のみと思えば、3倍も違うのです。まあ、うち2回はフィヨルドに行くついでですが。...
View Articleスーホルムの柔らか色のティーポット
手彩色の美しいティーポットが入っています。 メーカーはかつてデンマークに存在していたSøholm(スーホルム)。スーホルムはデンマークのボーンホルム島に1835年に創設。オーナーが数回変更したり、1945年にソ連に工場を爆撃され一旦生産が中止することもありつつ、営業は継続していましたが、1996年にその長い歴史を終えます。...
View Articleアルミ・ラティアが恋をしたマリメッコのマリボウル
秋の買い付けでマリメッコとイッタラがダブルネームで作っているマリボウルを2個買いました。ところが輸送の途中で1個割れてしまい残念でなりません。 写真の手前が無事届いた方。奥にある濃い色は以前から私物で持っているものです。...
View Articleグスタフスベリの射手からベルイマンの死神まで
スウェーデンのグスタフスベリ製品の中でも異色ともいえるシリーズ「Bågskytt(ボーグフィット)」。「Bågskytt」とはスウェーデン語で「射手」の意味です。その通り、プレートには矢を射る女性と首を射抜かれている男性が描かれています。...
View Article花いっぱいの2月29日
この2週間は私事と公事で立て続けに臨時、というか、非常、というか、とにかくまあ通常に無い事が続いてしまって、ただでさえ短い2月なのに、更にあっという間に最終日を迎えてしまった気がします。 今年はうるう年なので、2月の最終日は例年よりも1日多く、29日。 私事はともかく、公事は雑誌「北欧テイストの部屋づくり...
View Articleリースの形のスウェーデンの菓子パン
いったい、どういうわけか、スウェーデンのリングの形をしたパン、Vetekrans(ヴェーテクランス)に興味が沸いて頭から離れず、2、3日そればかり考えていたので、昨日作ることにしました。スウェーデンのレシピではとても大きなパンだったので、半分くらいの量で小さ目のリングにしました(この数日間の悩みの大半が分量についてでした)。...
View Article国際婦人デーとデザイナーBrit.B.について
10年ほど前だったか、ベトナムの知人からの手紙の書き出しに「女性の日おめでとう」とあり、何のこっちゃとキョトンとしたことがあります。もしかして、ほとんどの日本の人は私と同じ感想を持つのではないでしょうか。...
View Articleノルウェーのお魚プレート
随分と久しぶりにスタヴァンゲルフリントのお魚柄プレートが入荷しました。スタヴァンゲルフリントはノルウェーにかつて存在したメーカー(1968年にフィッギョに吸収合併)です。ノルウェーに行けば沢山あるのかも知れませんが、物価の高いノルウェーで直接買い付ける事は無いので、なかなか入荷しません。これもデンマークから来たものです。...
View Article聖パトリックの日と、聖ウホの日
今日の3月17日はアイルランドにとって大切な「聖パトリックの日」です。この日、本国アイルランドはもちろん、多くのアイルランド移民の子孫が住むアメリカでも盛大に祝われ、パレードに集まった人々は聖パトリックを象徴する緑色のものを身に着けたり、シャムロックの葉を飾ったりします。...
View Articleロールストランドのニワトリ家族
移動祝日のイースター。多くのヨーロッパの国では祝日になりますが、特に北欧では長く暗い冬が終わり、春が来る日として皆が楽しみにしています。今年は3月27日がイースターで、その前後の金曜日と月曜日までの4連休のところ、前の土曜日から続けて10連休取る人も多いとか。つまり、今年は3月19日から28日まで。 さて、イースターと言えばニワトリ柄のテキスタイルや小物をしばしば目にします。...
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