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Channel: 商品について – Fukuya通信|北欧のかわいいヴィンテージ食器&雑貨のお店ブログ
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マルッカ時代の製品

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秋の買い付けでアラビアのUhtua(ウートゥア)箱付きデッドストックのコーヒーカップを買い付けました(Sモデルのコーヒーカップには2サイズあり、こちらは小さい方)。後ろにぼんやり写っているのがオリジナルの箱です。

箱のラベルには小さく「MADE IN FINLAND」とあります。ウートゥアの生産期間は1982年から99年。今やアラビアの全ての製品はタイなどの海外生産ですが、この当時はまだフィンランド国内で作っていました。

ソーサーの裏側にある「MK 72.90」とは、72.9マルッカの意味。マルッカとはユーロになる前のフィンランド固有の通貨単位です。フィンランドのユーロ導入は1999年から。2002年には完全に切り替わりました。

ウートゥアは1999年まで作られていたので、マルッカ時代最後の製品のひとつです。6マルッカ=1ユーロだったのですが、フィンランドの人に当時の話を聞くと、通貨切り替えの便乗値上げもあったそう。

ところで、プライスタグの赤文字「ANTTILA」は1952年創業の小売店。百貨店など店舗だけでなく、通販(当時はカタログかな)にも力を入れていて、幅広く全国展開していたものの、2016年に倒産しました。そういえばANTTILAのロゴは見覚えがあります。そうか、倒産したのかー。

こちらのカップ&ソーサー箱付きセットは2月の最初の木曜日にアップできればいいなあと準備中です。

ミタ

以前住んでいたアイルランドにも通販専門店Argosというのがありまして、店頭でカタログを見てオーダーしたものを、再び店舗に取りに行くシステムでした(2003年当時)。 配達もあったのかどうか知りませんが、いずれにしろ配達が信用できないので取りに行く方が安心でした。今はネットでオーダーできるんだろうなあ。フィンランドのAnttilaはどういうシステムだったのかな。


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